2024年2月2日金曜日

あつぎ郷土博物館「渡辺崋山口演」3

 

『崋山先生略伝』は崋山の伝記を調べるとき、もっとも重要な資料の一つですが、友信の師・崋山に対する尊敬の念に触れて目頭があつくなります。今回改めて『崋山全集』(崋山叢書出版会 1941年)を書架から引っ張り出し、付録として収められる『崋山先生略伝』を読みましたが、一点の曇りなき師弟関係にむしろ羨望を覚えたのでした。

 先の11代康友のあと、康友の子の康和が12代、その弟の康明が13代を受け継ぎますが、文政10年(18277月、康明が弱冠28歳で急になくなってしまいます。病のためだったそうです。

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