2024年1月3日水曜日

2024謹賀新年3

 

市河寛斎「雪中の雑詩」2

 明け方の風 運び来る 破れ窓から入る寒気

 布団のなかで長身を 弓に曲げてもまだ寒い

 軒から氷柱つららが何本も 垂れて地面に届いてる

 見よ 水晶のすだれ越し 月――透き通る美しさ


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