市河寛斎「雪中の雑詩」2
明け方の風 運び来る 破れ窓から入いる寒気
布団のなかで長身を 弓に曲げてもまだ寒い
軒から氷柱つららが何本も 垂れて地面に届いてる
見よ 水晶のすだれ越し 月――透き通る美しさ
いまだ原文にあたるチャンスがなく、湯原かの子さんの『絵のなかの魂 評伝・田中一村』<新潮選書>(新潮社 2006 年)から引用して、このエントリーを締めくくることにしましょう。といいつつ、もうチョット続きますが……。 朝と夕に訪れる、昼と夜のはざま、暗から明に、明から暗...
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