そのときもアップしたように、結句の二喬というのは呉の喬玄が授かった二人の娘で、ともに絶世の美人であったそうです。ですから、もしも魏の曹操(武帝)が呉の周瑜や喬玄を打ちやぶっていたら、その美人姉妹は曹操の愛妾にされていただろう――というわけです。
実際は曹操が周瑜に大敗を喫してしまったので、のちに姉(大喬)は孫権の兄・孫策に嫁し、妹(小喬)は周瑜と結ばれたそうです。そこで愛妾を現代っぽく「愛人」にしながら戯訳を考えていたら、起承転結結みたいになっちゃいました(笑)
今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...
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