山王小学校のとき同級生だった菅原洽子さんから、別冊太陽『川本喜八郎 人形――この命あるもの』(平凡社 2007)を贈られました。菅原さんは衣裳を中心に、人形アーティスト川本喜八郎さんのお手伝いを16年間も続けられたそうです。
僕も名古屋時代、喜八郎人形によるNHKの人気番組「三国志」を、子どもと一緒によく見ていました。岩波文庫版『完訳 三国志』全8冊は書架にありますが、必要があるときにチョット開くだけですから、三国志のアウトラインはこの番組で学んだといった方がよいでしょう。
今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...
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