木々康子・高頭麻子編著『美術商・林忠正の軌跡 1853―1906 19世紀パリと明治日本とに引き裂かれて』(藤原書店 2022年)
コシマキには「未公刊書簡と史資料で辿る”ジャポニスム”発信の先駆者の生涯 19世紀末の約30年間をパリに生き、日本美術の橋渡しに貢献した美術商・林忠正。仏語未公刊書簡の訳、および林家所蔵資料を駆使して、林忠正の生涯、そして同時代の日仏美術交流に新しい光を当てる」とあります。
コシマキに嘘偽りはなく、新しい光を当ててくださったのは感謝感激雨霰なのですが、何と713ページもあるんです。付録の部分を除いても600ページ――とても精読、いや通読なんかできるものじゃ~ありません。
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