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2020年7月21日火曜日

三菱一号館美術館「画家が見たこども展」5



この「画家が見たこども展」に登場するゴッホや、ボナールに代表されるナビ派の画家たちは、みな浮世絵から強い影響を受けていました。彼らが子供というモチーフを愛したこと自体、浮世絵の影響であったといってもよいのではないでしょうか。少なくとも、まったく無関係なはずはありません。
「僕の一点」は、ボナールの「乳母たちの散歩 辻馬車の列」(ボナール美術館蔵)ですね。リトグラフによる1897年制作の4曲1隻屏風ですが、この画面形式自体、日本の影響――つまり「ジャポニスム」(日本主義)でしょう。
ご存知のように、19世紀後半以降、ヨーロッパでは日本美術に対する愛好が燎原の火のごとく広がりました。厳密にいえば、これは「ジャポネズリー」(日本趣味)というべきかもしれませんが、現在では広くジャポニスムと呼ばれているようです。

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