2020年7月1日水曜日

美術館の未来を担う女性たち7



僕はこの鼎談を読んでみずからを顧み、忸怩たるものを感じるとともに、穴があったら入りたいような気持になり、ちょっと落ち込まないではいませんでした。彼女たちにはしっかりとした哲学が存在し、高い理想があり、みずからを律する倫理がそなわっていたからです。しかし今夜、一杯飲めば落ち込みなんかすぐ治っちゃうことでしょう。
ヤジ「だから男のオマエじゃ~駄目なんだ!!
女性美術館館長といえば、先日、読売新聞と美術館連絡協議会――通称「美連協」のコラボレーション企画「美術館女子」が読売新聞オンラインで配信されると、ソク炎上したようですね。
AKB48チーム8の人気タレント小栗有以さんが、東京都現代美術館を訪れた様子を写真中心に紹介し、「若い女性は『インスタ映え』に夢中」といった文章が添えてあったそうです。

コロナ禍によって大きな被害を受けた美術館業界を、ふたたび活性化しようとするプロジェクトなのかなと思いましたが、僕が興味を掻き立てられた最大の理由は、以前AKBのディレクターをやっていたからです。AKB? 秋田県立近代美術館ですよ()


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』2

 本邦初の辞典がここに誕生したんです。しかも日本語のあとに、すぐれた英訳がついているから便利です。便利なだけじゃ~ありません。日本語と英語における視覚文化へのアプローチが意外に異なっていることが浮彫りになり、おのずとわが国視覚文化の特質といった問題へ導かれることになります。この質...