2020年1月28日火曜日

アーティゾン美術館「見えてくる光景」8


そこでは鹿角市教育委員会の大湯ストーンサ ークル館班長、藤井安正氏のお陰で、ゆっくりとすべてを観覧することができた。またたくさんのことを教えていただくことができた。 このようなわが国縄文遺跡を代表する大湯環状列石について、秋田の方々にはもっとよく知っていただきたいと思う。もっと誇りにしてもらいたいと思う。これなくして縄文時代の精神風土を理解することは不可能なのだ。その社会構造を推測することもできないのだ。

この遺跡が耕地整備中に発見されたのは、昭和6(1931) のことであるという。昭和26年には国の史跡、昭和31年には国の特別史跡に指定された。その後さらに発掘調査や整備事業が続けられ、平成14(2002)には体験学習施設、 大湯ストーンサークル館が開館し、多くの利用者を集めている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...