2018年9月3日月曜日

東京国立博物館「縄文」2


それはともかく、「僕の一点」に選んだ最大の理由は、僕が文化財審議委員だったとき「国宝」に指定されることになったため、裸で見た唯一の国宝土偶であるという点にあるのです。「裸で見た」といっても、土偶はすべて裸じゃないかって? この場合は「ガラス越しではなく直接に見た」という意味です(!?)

ところで、秋田県立近代美術館の仕事をしていたとき、紀要『秋田美術』へ3回にわたり「秋田の美術によせて 原始美術」を寄稿したことがあります。大湯ストーンサークルに代表されるごとく、秋田も縄文文化が大輪の花を咲かせた地域でしたから、是非そのことを書いておきたいと思ったのです。

この拙文を読んでいただいた方は少ないにちがいなく、「饒舌館長」に改めてアップしたい気持ちになったのですが、いかんせん冗長にすぎます。ご迷惑にならないよう、その「追記」だけを6回に分けて紹介させていただくことに致しましたが、すでに読んだことがある方は、もちろんスルーしてくださって結構です。

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