薩都刺「酔歌行」2
豪華な朱塗りのお屋敷の 二十歳はたちを迎えた御曹司おんぞうし
飲んで霜降り食ってるが 古典の一字も読めません
それに引きかえこの俺は 学問するから多事多難
一家の糧かてをかせぐため 無数の憂いの巣となった
シェイクスピアが後輩の劇作家ジョン・フレッチャーと一緒に書いた『ヘンリー八世』がグローブ座で上演されていた一六一三年六月二九日、よく晴れた日のことだった。舞台裏で音響効果として使っていた空砲から、火のついた紙切れが風にあおられて舞い上がり、グローブ座の乾燥しきった藁 ぶき ...
0 件のコメント:
コメントを投稿