黄山谷「黄幾復に寄す」
僕は北海・徳平鎮 君は南海・広州に……
雁に手紙を頼んだが それは出来ぬと断られ
かつて桃李の春風に 吹かれて酒を酌み交わし
灯下に聴いてる夜の雨 今や別れて十年が……
家は四方の壁だけで 他になんにもないけれど
今さら世渡り勉強し 出世せんとは思わない
きっと君なお本の虫 髪の毛白く 瘴気しょうき立つ
谷のカズラにぶら下がる 猿の鳴き声聞くならん
今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...
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