ここに蚊や蚤――虫が登場することはきわめておもしろいと思います。それさえも殺してはならないというのです。つまり虫が生類憐みの令のシンボリックな生類になっているんです。虫といっても害虫ですから、それ以外の虫を殺すことは言うまでもなくご法度ということになります。
もっとも、茂睡の書き振りからみてこれは伝聞でしょう。しかも伊東淡路守閉門の理由は、妻がないのに妾に子を産ませたこととも、蚊を殺したことともいわれていたわけですから、後者が唯一無二の理由とは断定できません。
しかし陸游は、別の「猫に贈る」で つぎのように詠んでいますから、チョッと矛盾しています。あるいは初め貧乏だったけれど、先の「猫に贈る」を詠んだころには、ネコメシ 用 の魚も買えるほどになっていたのかな?( ´艸`) 塩を贈ってその代わり 我が家に仔猫を迎えたよ 書斎に満...
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