さっそく取り出す唐獅子の ふたの鈕ちゅうなる古香炉や!!
箱には蜘蛛の巣 張りめぐり 昔っからの塵つもる
購い得たり数銭で 毎日のごと賞玩す
かすれた銘は「乾山」と よく見りゃかすかに読めるだけ
払い拭ってよく磨きゃ 真の光輝が現われて
ただ人為なき自然の妙 おのずと優れ得も言えず
上奏文を宮殿の 天子へ 朝 あした に 奉りゃ 夕べに遠路も八千里 ある潮州 ちょうしゅう へ流された 聖天子のため悪弊を 取り除こうとしただけで 老いさらばえたこの身ゆえ 長生きしたい ―― とは露も…… 秦嶺 しんれい 山脈 雲の中...
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