2022年11月20日日曜日

繭山龍泉堂「唐三彩」22

 

しかし、美が有する偉大な力を物語るなどといえば、いかにも月並みで、先生に対して礼を失することになると思います。むしろ三彩の「再発見」が、その時代や先生の情感と深く結び合わされている点に、美が絶対的あるいは客観的存在ではなく、あくまで主観的な眼差しや心情から誕生することを教えていただいたのでした。

『広辞苑』に「美」を求めると、個人的利害関心から一応解放され、より普遍的・必然的・客観的・社会的である――とあります。同じく内的快感をひきおこす「快」に対しての話だとしても、「客観的」はチョットどうでしょうか。

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