先に遊女歌舞伎にもっとも近いと書きましたが、実際に観ると、宝塚歌劇は歌劇とかミュージカルというより、これは歌舞伎だという感を深くしました。歌舞伎のDNAが濃厚に受け継がれているんです。
第一に出演者が一つの性に限定されています。歌舞伎は阿国歌舞伎に端を発し、遊女歌舞伎→若衆歌舞伎→野郎歌舞伎と発展し、現在の歌舞伎は野郎歌舞伎の伝統を引いているわけですが、男女いずれにしろ単一の性によって演じられてきました。宝塚歌劇は初めから女性という単一の性に限定してきたわけです。
さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしま...
0 件のコメント:
コメントを投稿