2023年3月23日木曜日

サントリー美術館「木米」11

ところで藤岡作太郎の『近世絵画史』も、実は楽之軒が書いたものだと聞いたことがあります。しかし藤岡作太郎があの輪切り論ともいうべき斬新な構想を立て、それにしたがって楽之軒が執筆したというのが、マイ妄想と暴走ですね()

サントリー美術館「没後190年 木米」展のカタログには、畏友・成澤勝嗣さんが「『木米尺牘』と脇本楽之軒」というすごくいい随想を寄せています。

脇本楽之軒――饒舌館長がもっとも尊敬する美術史研究者の一人ですね。『日本美術随想』(新潮社 1966年)も名著だと思います。その楽之軒先生は明治16年(1883)未ひつじ年のお生まれ、饒舌館長も同じ未年であることを誇りにし、日本美術史未系譜説を声高に唱えているんです。

 ヤジ「単なる12分の1の確率を誇ったり威張ったりしてどうするんだ!!

  

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さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしま...