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2018年6月19日火曜日

優先席8


もっとも、女性専用車両は逆差別であるという主張もあります。事実、あえて乗り込んで――これを任意乗車というそうですが――それを主張し、ニュース種になった男性もいらっしゃいます。女性専用車両でもこのような意見があるわけですから、生活弱者特定車両になったら、逆差別論はさらに強くなるかもしれません。

しかし、優先席問題に正邪善悪はなく、多数決もしくは多数決的ムードで決まっていくというのが、僕の考えであり、事実そうなっていると思います。改めて考えることになるでしょうが、優先席付近では、混雑時、携帯電話の電源を切るという決まりも、多数決的ムードによって、まったく無視されているでしょう。

生活弱者特定車両は、電車を利用する人の半数以上から支持されるのではないでしょうか。女性専用車両の場合と同じく、あえて乗り込んで逆差別論を主張される方が出るかもしれませんが、多数決的ムードによって無視されるか、淘汰されていくことでしょう。

2018年6月18日月曜日

優先席7


第三案は第二案のバージョンアップ版です。つまり生活弱者特定席じゃなく、生活弱者特定車両を新設するのです。74歳以上・3歳以下・5ヶ月以上・杖手帳というのが特定席の条件でしたが、このような生活弱者しか乗ることができない特定車両に、1両か2両を指定するのです。

すでに「女性専用車両」がありますが、その生活弱者版です。女性専用者には、車椅子の方およびその付き添い、小学生以下の子供も乗れることになっていますから、すでに特定車両は走っているわけです。ただ、女性専用車両はラッシュアワーに時間が限定されていますが、生活弱者特定車両には時間帯を設けず、いつも設置することとします。

特定席ですと、優先席と同じように、生活弱者以外が座っていて、対象者に席を譲らないことも充分予想されますが、特定車両にしてしまえば、生活弱者以外が乗り込むには、かなり心理的抵抗があるでしょう。

2018年6月17日日曜日

静嘉堂「酒器の美に酔う」コンサート


静嘉堂文庫美術館「酒器の美に酔う」<今日61716:30まで>コンサート<古き良きウィーンの調べに酔う>(616日)

 企画展「酒器の美に酔う」にちなんで、第3回静嘉堂コンサートは、古き良きウィーンの調べに酔っていただくことにしました。もと東京交響楽団員を中心とするカルテットは、ヴァイオリンの原ゆかりさん、フルートの原義胤さん、ヴィオラの加護谷直美さん、コントラバスの本間園子さんの4人です。

ヨハン・シュトラウスⅡ世の「春の声」で幕を開けた演奏は、ワルツとポルカのリズムに会場大いに盛り上がり、続いては歌のコーナーです。次の企画展「明治からの贈り物」にちなんで文部省唱歌の「夏は来ぬ」、静嘉堂の美しい緑をたたえて「森のくまさん」、我が国ではめずらしい3拍子のワルツ風名曲「今日の日はさようなら」と、その選曲も美しいハーモニーを奏でています。

僕にとっては、森山良子の名前とともに心に刻まれる「今日の日はさようなら」――もちろん歌詞カードなんか見る必要もなく、皆さんと一緒に熱唱したことでした。

アンコールのあと、館長室でカルテットのお友だちを交えて懇親会を開きました。これまた大いに盛り上がり、饒舌館長もウィーン工芸博物館調査やウッディーリヴァーの思い出、また何人かの方が見てくださったという『國華』創刊130周年記念展「名作誕生」の誕生秘話を、饒舌せずにはいられませんでした(!?)

優先席6


しかし生活弱者はいつも存在し、少なくともわが国において老人はこれから確実に増えていきます。これはヒューマニズム以前の問題であって、生活弱者は必ず守られなければなりません。

そこで「特定席」です。明確に条件を示し、それ以外の人が座ってはならないと決め、先に述べたような窓、席、つり革に「特定席」と表示するのです。

その条件とは、老人は74歳以上、乳幼児は3歳以下(あるいは5歳以下でもいいかな?)、妊婦は5ヶ月以上、体の不自由な方や内部障碍のある方は、杖もしくは障碍者手帳をもつものと決めてしまうのです。

なぜ老人は74歳以上なのかって? もちろん僕がいま74歳だからですよ(笑)


2018年6月16日土曜日

優先席5


第二案は、「優先席」を「特定席」に変えることです。現在の「優先席」は、老人、体の不自由な方、内部障碍のある方、乳幼児を連れている方、妊娠している方に、席を譲りましょう――というヒューマニズムを前提としています。

しかし、現代日本社会ではもうヒューマニズムなど、死語同然です。だからこそ道徳教育の必要を声高に叫ぶ人がいるのでしょうが、叫んでいる方々が道徳的かどうか、判断能力を欠く自分が悲しくなるだけです。だれですか? 「上これを行なえば下従う」だなんて言っているのは?

それはともかく、ヒューマニズムといえば聞こえはいいのですが、「優先席」にはちょっと偽善的な匂いを嗅ぎ取る方もいらっしゃるでしょう。そもそもちゃんと実行されない「優先席」のうえ、偽善的だなどと疑われるようなら、もう止めてしまった方がいいのではないでしょうか。

2018年6月15日金曜日

TBS「クレージージャーニー」<800年の謎!>


 松本人志+小池栄子+設楽統がMCをつとめるTBS人気番組「クレージージャーニー」に、<800年の謎! 陶芸史上最強の難題に挑む男>長江惣吉さんが登場しました。長江さんは23年間にわたり、曜変天目の再現に挑戦し続けてきました。曜変天目といえば、必ずコメントを求められる陶芸家ですから、ご存じの方も少なくないでしょう。

「曜変天目」のなかでも最も美しい「稲葉天目」を所蔵する静嘉堂文庫美術館も、これまで大変お世話になってきました。とくに去年の企画展「香合・香炉展」では、長江さんに作っていただいた曜変天目を会場の片隅に置いて、自由に触れてもらったところ、とても好評でした。

番組は長江さんの全身全霊を傾けた曜変天目再現ストーリーで、ほとんど完璧にできた長江天目を、最後にカナヅチでたたき割るシーンに、僕も「あぁ もったいない!!」と心のなかで叫んでしまいました。もちろん我が「稲葉天目」も、大きく取りあげられました。

ユーチューブで、「クレージージャーニー 613日」と検索をかけると、すぐ見ることができますよ!!

優先席4


現在、席を譲って欲しいなぁと思う生活弱者は、選んで「優先席」の前に立つわけですが、全座席を優先席にしてしまえば、もうどの席の前に立っても、期待される効果はまったく同じなのです。ホームで「優先席」のマークを探したり、車内を移動する必要は、まったくなくなります。

もちろん、優先席を今よりもう少し増やすという漸進案も考えられますが、そこまでやるなら思い切って、全座席を優先席にしてしまった方が、話も簡単でしょう。

もっとも、かつてどこかの私鉄で、「全座席優先席」を試みたけれども、かえって譲る人がいなくなってしまったので、間もなくやめてしまったと聞いたことがあるような気もしますが……。ただ、窓という窓に「優先席」のステッカーを貼るようなことまで、徹底的にやったかどうか、どなたかご存知の方がいらっしゃったら、どうぞご一報くださいませ。

絶滅写真作家(!?)杉本博司さんの魅力を改めて感じさせてくれる特別展が竹橋で開催中です!!14

    この「MINGEI」と名づけたお店は大成功、絹枝さんは店番と子育て、杉本さんは 出張 買い付けと役割分担をする ことになり 、すぐに離婚は取りやめになりまし た。 目出度しめでたし!! 僕が杉本さんをニューヨークにお訪ねしたのはちょうどそのころ でした 。 昭和61年 1...