2019年8月24日土曜日

漢方薬と饒舌館長7


処方されたのは、錠剤の「金蓮花」、ネスカフェみたいな「板藍根」、アンプルに入った「蛇胆液」の3種でした。

金蓮花は化膿止め効果があるということでしたので、白湯で飲みました。板藍根は熱冷ましとして利くということでしたが、お湯で溶いて飲もうとすると、小さな網戸のキレッパシのようなものが出てきたので、製造方法が推定されて愉快でした(笑)上の写真は、日記帳に貼ってあった板藍根の懐かしい箱ですが……。咳止め薬であるという蛇胆液は1本だけ試し、あとは捨ててしまいました。だって、ヘビのキモの液ですよ‼

漢方薬の効果は抜群でした。木曜日の日記を見ると、「6:30 起床 洗面 少しよくなっている。それに痰も出てきた」などと書いてあるのです。そのうちいつか、ツムラの①葛根湯や⑭半夏瀉心湯についても感想をアップしたいと思います。漢方按摩法を取り入れたと思われるマグネット靴敷きの偉大なる効果についても……。その靴敷きが何と100均だったことも!!(笑) 

2019年8月23日金曜日

漢方薬と饒舌館長6



写真でしか知らなかった長城の素晴らしさは筆舌に尽くしがたきものでしたが、3月中旬とはいえ、八達嶺に吹きつける寒風のすごさといったら!! 夕方、友誼賓館に戻ってくると悪寒が始まりました。万里の長城風邪?をひいたのです。月曜日は講義の日で、仕方なく出勤したのがよくなかったらしく、火曜日は絶不調に陥って、ほとんど寝ていました。

一番堪えがたかったのは、ヒリヒリとした喉の痛みです。日本では経験したことのない痛みです。日本の冬も乾燥しますが、北京の乾燥はそんなもんじゃ~ありません。もうどうしようもないので、水曜日に友誼賓館の中にある門診部という病院へでかけました。

そしてせっかく中国に来たんだから、漢方薬をもらおうと思い、お医者さんに、「僕は漢方薬が大好きで、西洋の薬はあまり好まないので、漢方薬を出してください」と言ったのです。

2019年8月22日木曜日

漢方薬と饒舌館長5


その後の経済発展によって、中国はまったく変わってしまいましたが、僕にとってはちょっと懐かしい気分にさせてくれる本でもあるんです。

その後、西倉さんは龍谷大学で政治学・ジャーナリズム論を教え、現在は軽井沢でエコツアー・ガイドをしながら、カーリングと蕎麦栽培を楽しまれてようです。いつのころからかフェイスブック・フレンドになっていますが、直接お会いしたことは、残念ながらまだないんです。

そのカバー写真には、アメリカ人の奥さんと、お孫さんを抱く娘さん夫婦と一緒に、すばらしき晩年を過す西倉さんが写っています。西倉さん、是非一度、皆さんで静嘉堂文庫美術館をお訪ねくださいね❣❣❣

2019年8月21日水曜日

漢方薬と饒舌館長4


 


 西倉さんは1972年、東京外国語大学中国語学科を卒業して共同通信社に入社、1980年から1年間、北京語言学院へ語学研修生として派遣されました。そのときの留学体験をまとめたのが『中国・グラスルーツ』で、国家対民衆という視点からありのままの中国を描いた傑作ルポルタージュです。

もっとも、第15回大宅壮一ノンフィクション賞を受けたこの本のお陰で、西倉さんは10年間、中国から入国禁止をくらったそうですが……。1989年、僕がはじめて中国に行くことを知った細見良行さんが、ハナムケに贈ってくれたのですが、ワクワクしながら一気に読了したことを思い出します。

僕が中国で少しでも旅行をしようと思ったのも、なるべく普通の人々がどんな生活をしているか知りたくなったのも、この本の影響が少なくありません。

2019年8月20日火曜日

漢方薬と饒舌館長3



しかし、ジャーナリストの西倉一喜さんは汽車にも乗らず、万里の長城まで自転車で行ったんですから驚きです。西倉さんは『中国・グラスルーツ』(文春文庫 1986年)で、つぎのように報告しています。

一本だけ制限なしに遠出できるルートがある。北京から万里の長城のある八達嶺[パーターリン]に至る約75キロの舗装道路だ。私は秋から冬にかけほとんど毎日曜日、このルートを自転車で往復した。……これまでの訪中で何回か長城詣でをしているが、自分の足で初めてたどり着いた時ほど、その景観が雄大かつ難攻不落に映ったことはない。

 もっとも、のちにシルクロード450キロを自転車で単独走破することになる西倉さんですから、北京⇔八達嶺なんてチョロイものだったかもしれませんが……。


2019年8月19日月曜日

漢方薬と饒舌館長2




ここにアップした『地球の歩き方』<中国>は、その北京日本学研究センター出張中、僕のバイブルとなっていた19881989版です。もっとも、アップしようと思って探しましたが、バイブルなのにどうしても見つかりません。捨てるはずは絶対ないのに!!

仕方がないのでネットで検索したところ、たまたまヤフー・オークションに出品されていました。画像はそれを拝借したものですが、入札価格が10,000~というのには驚きました。僕はバイブル版がいつか見つかることを期待して、入札しませんでしたが……。

表紙のキャッチコピーを虫眼鏡でよく読んでみてください!! 「中国大陸を、11500円以内で ホテルなどの予約なしで 火車や長途汽車(バス)を使って 自由旅行するガイド」と書いてあるでしょう。僕の銭塘への旅もまさにそんな自由旅行でした。後期高齢者になってしまった今じゃ~絶対無理ですね( ´艸`)

2019年8月18日日曜日

東京藝術大学大学美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」


東京藝術大学大学美術館「円山応挙から近代京都画壇へ」<929日まで>


 絶対オススメの江戸絵画展です。いや、円山応挙→円山派→円山四条派→近代京都画壇という大きな京派絵画の潮流をテーマに据えた特別展ですから、江戸近代絵画展といわなければなりません。

すでにアップしたように、今年僕は、NHK文化センター青山教室で、「1年で学ぶ教養シリーズ 絶対オススメ12選<魅惑の日本美術展>」なるカルチャー講座をやっています。今月の絶対オススメ展にはこれを選び、先日ミズテンでしゃべり、今日816日にはじめて拝見させてもらいました。

古田亮さんが企画する特別展なら絶対間違いないだろうという予想がズバリ的中、しかも我が静嘉堂文庫美術館が大切にしている応挙筆「江口君図」が錦上花を添えています。こんなうれしいことはありません。

今回の目玉は兵庫県香住の大乗寺が誇る障壁画です。円山派の展覧会場とたたえられる大乗寺の障壁画から、主要部分がほとんど上野へやってきたんです!! 卒論で応挙を取り上げた僕が最初にお邪魔したのは1966年、それが縁となって『國華』945号大乗寺の絵画特輯号にも執筆することになった、思い出深いお寺の障壁画です。

地形の関係からでしょうか、大乗寺客殿は西に面して建っています。その中心となる西側3室は、中央が応挙筆「松に孔雀図」、右脇が呉春筆「四季耕作図」、左脇が応挙筆「郭子儀図」となっています。そのコンセプトは福禄寿だというのが持論です。つまり郭子儀­=子福、四季耕作=俸禄、松に鶴=長寿になっているというのがマイ独断なのですが、しかしこういうのは当たるも八卦、当たらぬも八卦、聴講者の皆さんも「?」という感じだったかな( ´艸`)


漢方薬と饒舌館長7

処方されたのは、錠剤の「金蓮花」、ネスカフェみたいな「板藍根」、アンプルに入った「蛇胆液」の3種でした。 金蓮花は化膿止め効果があるということでしたので、白湯で飲みました。板藍根は熱冷ましとして利くということでしたが、お湯で溶いて飲もうとすると、小さな網戸のキ...