陸游「畜猫を嘲[あざけ]る」<『剣南詩稿』巻38>
ネズミが盆ひっくり返して大暴れ
でもキミは爆睡グーグー高いびき
腹いっぱい食べるご馳走夢に見て……
好き勝手ネズミがやるのを横目で見
身上はパッとセミ捕る敏捷性
でも好きはのんびりすること木の上で
ク山とは一体どこにあるのやら
名猫がそこにはたくさんいるのにね
* ク山の「ク」は「月+句」という、僕のワードでは出てこない変な漢字です。
ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...