三密とは身密(手で印を結ぶ)・口密(真言を唱える)・意密(心に仏をイメージする)で、身体・言語・意識の結合が求められるのだ。 そして、仏を念ずるための 具体的なビジュアルイメージソースとして、密教美術は重要な役割を果たす。「密蔵は深玄にして翰墨に載せ難し。更に図画を仮りて悟らざるに開示す」という「御請来目録」の著名な一節は、密教美術に対する恵果と空海の考えを端的に表わしている。
密教はきわめて難しい教えである――この事実がいよいよもって明白になり、はっきりとしてくるでしょう。こんな深遠なる教義が広く日本人の心をとらえ、どうして厚く信仰されるようになったのでしょうか? なぜ密教僧ではない普通の日本人の間で人気仏教(!?)になったのでしょうか?






