荻生徂徠「猗蘭君侯の韻に和し奉る」
紺碧の空 藁葺きの 家の周りは夏木立
酒杯 交わせば君侯の 才知に誰が及びましょう
かつ蘭台にゃ高雅なる 白雪残雪 歌う人
五弦の琴とのハーモニー 王者の涼しき風に乗り……
祝 100万アクセス突破❣❣❣
荻生徂徠「猗蘭君侯の韻に和し奉る」
紺碧の空 藁葺きの 家の周りは夏木立
酒杯 交わせば君侯の 才知に誰が及びましょう
かつ蘭台にゃ高雅なる 白雪残雪 歌う人
五弦の琴とのハーモニー 王者の涼しき風に乗り……
荻生徂徠「西台侯席上の作 二首」
玉の杯さかずき傾けりゃ 広がる琥珀の美酒の香かよ!!
「奔放不羈なる公主様!!」――やたらとみんなが持ち上げる
豪華に装う取り巻きが 無数に居ても酒泉なる
太守の印綬を戴ける 器量の人はおりますか?
春 醸かもされる新酒にいざけの 色は鬱金香うつこんこうに似て
やれば誰しも狂人の ごとくに酔ってしまいます
今の馮驩ふうかん立ち上がり 剣をたたくも無視をせよ!!
長い歌声ふと止めば 彼の気持ちがよく分かる
荻生徂徠「春日、君瑞・叔潭・潮師・子和集う。韻を青の字に分かたる」
江戸城南の草の色 色づき始める青々と……
二月の春風 芳しく 我が楊雄ようゆうの庵いおに吹く
侯芭こうはのごとき弟子が酒 一本 下げて来ないなら
『玄経』著者が住む辺も もの寂しかろう今もなお
荻生徂徠「美人 酒に中る」
かの楊貴妃を玄宗は 艶めく仙女と惚れたけど
この酔態を見たならば さらにお熱を上げただろう
ちゃんと黒髪 整えりゃ きっと眠りの足りてない
海棠みたいに妖艶に なると言うのはどこのバカ?
*この一首は注解を読んでもチョッと難解ですが、一応上掲のごとく戯訳を試みました。
荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦すに和し奉る」
花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に
浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春 映したり
風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚ゆ
一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら
荻生徂徠「又た感懐の韻に次す(3) 」
豪華な宴席 照り映える 花に風さえ寒からず
才華あふれる詩や歌が 公きみの歓びたたえたり
今宵 梁園 思わせる この名園で雪見酒
かの応瑒おうとうや徐幹じょかんさえ 居るがごとくに盛り上がる
*弟子の服部南郭「感懐二首」に次韻した詩ですが、この第3首は徂徠が自由に詠んだ詩 だそうです。
敬愛して止まない辻惟雄先生の文化勲章受章と日本芸術院会員就任をお祝いする会が、今日21日、鎌倉の鶴ヶ岡会館で開かれました。元気な方は「さん」づけにするというのが「饒舌館長ブログ」のルールですが、今日は「辻先生」と呼ばせていただきたいと存じます。
呼びかけ人の増記隆介さんから乾杯の発声を頼まれました。「饒舌館長ブログ」にもずいぶんアップしてきましたが、辻先生との思い出なら、予定時間の2時間をしゃべり通しにしゃべっても、まだ終わらないでしょう。加えて俗称「饒舌館長」ですから、増記さんからも、司会の板倉聖哲さんからも手短にと釘を刺されています。
僕は「辻先生、ダブル栄誉おめでとうございます!! 先生が国民の江戸美術に対する関心興味を醸成し、国民的若冲ブームを惹起されたことを鑑みれば、次は国民栄誉章ですね!!」とお祝い申し上げました。笑いをとるつもりだったのですが、イマイチだったかな( ´艸`)
頂戴したおみやげのなかに、先生の近著『最後に、絵を語る。奇想の美術史家の特別講義』がありました。今日もスゴクいい挨拶をされた山下裕二さんがコシマキをかいています。「やまと絵、狩野派、円山応挙――。まるで“奇想じゃない系譜”ではありませんか」と。皆さん、これまたオススメの一冊ですよ。山下さんは「『奇想の系譜』は時限爆弾だった」と挨拶されましたが、『奇想の系譜』を著わした辻先生は放火魔だったというのが私見ですね( ´艸`)
改めて、辻先生、おめでとうございます❣❣❣
重ねて、明日94歳のお誕生日、おめでとうございます❣❣❣
荻生徂徠「猗蘭君侯の韻に和し奉る」 紺碧の空 藁葺きの 家の周りは夏木立 酒杯 交わせば君侯の 才知に誰が及びましょう かつ蘭台 にゃ 高雅なる 白雪残雪 歌う人 五弦の琴とのハーモニー 王者の涼しき風に乗り……