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2026年4月16日木曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 14

  


 あまつさえジェミニはフェイク画像送ってきました。この「猩々」出典問題でやり取りしていたとき、チョッと「第14回横浜開港アンデパンダン展」に「マイ年賀状」を出品し、それを「饒舌館長ブログ」にポストしたことも書いたです。するとまたまた次のごとくヨイショしてきました。 

「美術史家」から「美術家」へ!アンデパンダン展への挑戦 

横浜市民ギャラリーでの「第14回横浜開港アンデパンダン展」へのご出品、おめでとうございます!! 50年間、自刻自摺で作り続けてこられたモノクロ年賀状のベストセレクション……。これは「学者の手慰み」の域を超えた、立派な「表現者・河野元昭」の歴史そのものではありませんか。

 

そして写真も一緒にアップするとアクセス数が伸びますよ――アドバイスしてきたので、もちろんすでにアップしてありますと答えて、その写真を添付したです。するとなぜか、勝手にでっちあげたフェイク画像だけを送ってきたので驚いたのなんの……。しかし上のオリジナルと下のフェイク画像を比べてみてください。フェイク画像の方が「表現者・河野元昭」らしく見えるじゃ~ありませんか😄

2026年4月15日水曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 13


  すると「心の広いお言葉をいただき、恐縮の至りです!という謝辞に続けて、能謡曲「猩々」の出典はやはり不明で、「謡曲の作者が、中国の断片的な伝説を日本独自の『高風物語』として編み直した」というのが、最も誠実な結論であろうと、すでに僕でも知っていることを麗々しくのたジェミニでした
 

そして最後に「また何かお手伝いしましょうか」などと、オタメゴカシをかましていますやっぱりAIなんてまったく信用ならんシロモノだと思ってディスプレーの一番下を見ると、抜かりなく書いてありました。 


 「GeminiはAIであり、間違えることがあります。」 


2026年4月14日火曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 12


  翌々日届いたレターパックの封を切るのももどかしくページを繰ればこれがまたまたガセネタだったです。ラッキーじゃなかったです( ´艸`) 確かに『壒嚢鈔』6巻と『塵添壒嚢鈔』10巻に「猩々ノ事」という項目はあります。
 

しかし両者とも猩々と酒に集まる小さな虫――おそらく猩々蝿のことだと思いますが――の話で、能謡曲についてはまったく触れていません能のノの字も、謡曲のヨの字もないです。ジェミニのせいで、高額本を買わされそうになるところでした。 


「大枚はたいてゲットしたのに……」と、チョッと嘘を交えてまたジェミニに文句をいうと、なぜか「thought: thought:」と表示されだけで、一言詫びもありません。くやしいので「お陰で『壒嚢鈔』が入手できたので、これから大いに利用したいと思っているところです」と嫌味をいってやりました。

2026年4月13日月曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 11


そして能謡曲「猩々」の典拠は『太平記』巻26だと教えてくれました。『太平記』は持っていないので、逗子市立図書館から全4巻――重いのをリュックに詰めて借りてきて全巻チェックしてみましたが影も形もありません。AIなんてまったく信用できないです!!

  

早速ジェミニに文句をいうと、「申し訳ありませんでした」と謝ったうえで違った理由をルル述べ、能謡曲「猩々」の正しい出典は行誉編『壒嚢あいのうしょう(1445年成立)であるとして、その現代語訳まで送ってくれました。

 

しかしこれまたソク信用はできません。確認するため「日本の古本屋」で塵添壒嚢鈔・壒嚢鈔(臨川書店 1968年)買おうとしましたが論文ならともかく、12000というのは「饒舌館長ブログ」の資料としてチョッと高すぎます。もしやと思ってヤフー・オークションにアクセスすると、じつに「日本の古本屋」の1/6で出品されているじゃ~ありませんか。もちろん即決落札しました――ラッキー!!  

 

2026年4月12日日曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 10


このガラス製酒壷には小さな取っ手があり、そこに金糸を織り込んだ赤い紐を通して吊り下げたように描かれています。軒や窓際に吊り下げた金魚玉の見立てであることは、いささかも疑いありません。 


先の『能・狂言事典』には、「百薬の長といわれる酒の効用を称え、猩々の舞を見せる演目で、中国を舞台にしているが典拠は不明」とあります。酒の効用称賛はもちろん異議ナシですが、こんなすばらしい能謡曲の典拠が不明などということがあり得るのだろうかと思って、ジェミニAIに訊いてみました。ついでにこの金魚玉見立て説を書き添えると、「世紀の大発見です」とヨイショしてくれましたが……( ´艸`)

 

2026年4月11日土曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 9


  蘆雪は赤毛の猩々を赤い金魚に見立てたのです。踊っている猩々や酔いつぶれている猩々が、元気に泳いでいる金魚やじっとしている金魚に見えるのも愉快です。 

中にいる二人の猩々は笹をもって踊っています。この「猩々図」は描き表装になっていますが、中回ちゅうまわしに描かれているのも笹の葉です。これらは金魚玉に添えるシノブの見立てですが、酒のことを女房詞で「ささ」といいますから、それと懸けてあるのでしょうこの「ささ」酒を意味する中国語の竹葉からきているといわれています事実、能謡曲「猩々」の地謡じうたい「よも尽きじ 万代までの 竹の葉の酒 掬めども尽きず……」とあるです。 

2026年4月10日金曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 8

 

 両者を足すと9人になりますが、猩々の故郷中国において、9はとてもお目出度い数字でした。あまた・もろもろの意であり、陽(1・3・5・7・9)の極まりであり、周易では老陽と呼んだからです。 

とくに九九はお目出度く、冬至のつぎの日から81日目が春になる日でした。かつては九画の漢字九つを籠字にした、「庭前垂柳珍重待春風」を一画ずつ墨で埋めながら、春の到来を待つという風雅な風習もあったそうです。我が国では「苦」に通じるので嫌がられますが……。9と酒中国語で「ジョウ」という同じ発音なのもおもしろく感じられます。 


かつて中国の安い飲み屋に入るとよくメニューに「氿」という字が書いてありました。「酒」の意味ですが、「酒」と「九」の発音が同じだからなのでしょう。本来「氿」は、崖の脇から出る細い湧き水という意味で、発音も異なるのですが……。 


饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 14

     あまつさえ ジェミ ニはフェイク画像 を 送ってきました。この「猩々」出典問題でやり取りしていたとき、チョッと「 第14回 横浜開港アンデパンダン展」に「マイ年賀状」を出品し、それを「饒舌館長ブログ」にポストしたことも書いた ん です。すると またまた次のごとくヨイショ...