2026年2月18日水曜日

オチャケならぬお茶が大好きな方々に絶対おススメの「出光美術館蔵 茶道具名品展」が大倉集古館で開かれています!! 1

 


大倉集古館「出光美術館蔵 茶道具名品展」<3月22日まで> 


開館当初からその姿をほとんど変えることのなかった出光美術館ですが、現在は帝劇ビルの建て替えにともない、しばらくの間休館いたしております。 この期間、より多くの方々に出光コレクションに親しんでいただくため、このたび大倉集古館にて展覧会を開催する好機を得ることとなりました。大倉集古館様は、当館と縁深い谷口吉郎氏のご子息・谷口吉生氏 (1937~2024) がリニューアルを手掛けた美術館。この館で展覧会を開催できることは、私どもにとっても大変喜ばしく、ありがたいことと思っております。 


今回の展覧会では、出光コレクションより、茶道具の名品を取り揃えてご紹介いたします。 室町時代に始まり、千利休の茶を経て、現代へとつながる茶の湯では、茶碗、茶入、花入をはじめ、さまざまな道具を取り揃えて茶席を彩ります。まさにそれは、日本人の美意識をかたちづくる総合芸術であります。そして唐津の茶碗から始まり、自然に他の道具も集まった出光コレクションの茶道具は、「物、ものを呼ぶ」と語った出光佐三の蒐集の心を象徴するものともいえるでしょう。 作品一つひとつとの出会いを通じて、日本人の美意識を感じ取っていただければ幸いです。  

2026年2月17日火曜日

3年前人気を集めた「広重おじさん図譜」のバージョンアップ版「浮世絵おじさんフェスティバル」が太田記念美術館で開催中!!! 3

 


鞠子といえば何といっても芭蕉の「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」ですが、もちろん広重描く茶店の看板にも「名物とろろじる」と書いてあります。しかしその両脇に「一ぜんめし」「酒さかな」とあって、お酒もちゃんと売っていたことが分かります。 そりゃ~そうでしょう、とろろ汁よりお酒を売った方が儲かりますよ( ´艸`) 


縁台に二人のおじさんが座、一人はとろろ汁を食していますが、もう一人はお酒で店に貢献しています今や「鞠子の宿」という地酒もあるようですが、このおじさんがやっているのは島田宿の「おんな泣かせ」かな

  

小半こなからは入りそうなチロリをもう呑んじゃったのか、店の女将にお代わりを所望しているようです。小半とは半分の半分英語のクォーターに当り、お酒なら2合5勺です。先日の朝日歌壇には「小半の酒を詠んで、本当に素晴らしい一首が選ばれていました

 

  被災地のなにごともなき元日にゆっくり味わう小半こなからの酒

                           石川県・瀧上裕幸 

2026年2月16日月曜日

3年前人気を集めた「広重おじさん図譜」のバージョンアップ版「浮世絵おじさんフェスティバル」が太田記念美術館で開催中!!! 2

 

 3年前、太田記念美術館で「広重おじさん図譜」が開かれ人気を博しました。おじさんならぬお爺さんの僕も興味深く拝見、ソク「饒舌館長ブログ」にポストしたと思います。そのバージョンアップ展が、いま太田記念美術館で開催中です。

 

昨日アップしたのは、そのチラシから引用した宣伝文です。そこにあるように、今回は歌川広重だけじゃ~なく、今もっとも熱い視線を浴びている葛飾北斎や歌川国芳の筆になるおじさんたちも大挙してやってきました。 


しかし僕たちのイメージする「おじさん」となると、やはり広重おじさんに一日の長があるかな? そこで「僕の一点」は、江崎屋版「東海道五十三次之内」――いわゆる行書東海道のなかの「鞠子」ですね。 


2026年2月15日日曜日

3年前人気を集めた「広重おじさん図譜」のバージョンアップ版「浮世絵おじさんフェスティバル」が太田記念美術館で開催中!!! 1

 

太田記念美術館「浮世絵おじさんフェスティバル」<3月1日まで>

 

浮世絵の風景画などの片隅には、しばしば味わい深い人物――“おじさん”たちが描かれています。楽しそうに旅をしたり、仕事に励んだり、グルメに舌鼓を打ったり。彼らは決して絵の脇役にとどまらず、見れば見るほど個性豊かで、愛嬌にあふれています。

 
 本展では、前後期あわせて150点を超える作品を通して、浮世絵に描かれた多彩なおじさんたちを紹介。歌川広重をはじめとした作風も時代も異なる絵師たちの作品が一堂に会する、まさに〈おじさんフェスティバル〉です。おじさんを通して浮世絵の細部を見つめ直すことで、作品の新たな魅力や絵師たちの意外な個性を再発見していただけることでしょう。 

 

2026年2月14日土曜日

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣21



かくして「詩哥写真鏡」の「清少納言」と「在原業平」は「恋」で結びつくことになります「清少納言」は函谷関の景として描かれていますから、やはり日中のペアと見なすことができるでしょう葛飾北斎の「詩哥写真鏡」10日中主題の5ペアというすぐれた構想のもとに制作されているのです。これが僕の見立てであり、傑作とするゆえんです。

 

しかしひるがえって考えると、少年行×阿倍仲麻呂と清少納言×在原業平は組み替えて、少年行×在原業平(恋のペア)、清少納言×阿倍仲麻呂(日中文化交流のペア)とした方がスッキリしますし、構図的に落ち着くようにも思えてきました。あるいはもっとおもしろい組合せがあるかもしれません。皆さんも考えてみてください。いずれにせよ僕は、題箋の左右無視することなく、日中のペアにするのが望ましいと思っているのです 

  ヤジ「いまご時勢に、こんなペア見立てはあまり受けないんじゃないの!!  

2026年2月13日金曜日

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣20

 


ところがその日に前のが帰って来るのです。やはり心のなかでは愛し慕っていたのに前の夫はつれなく去ってしまうので、女は後を追いかけます。 


しかし追いつけずに指の血で「私の方では愛しても愛してくれないで私の許を離れ去った人を、引きとめることができないで、私の身は今ここで消え果ててしまったようです」(石田譲二訳)という意味の歌を岩に書き付けると死んでしまうのです。

 

「梓弓」に砧は登場しませんが、空閨、3年、など話の内容が「砧」と実によく似ています。それだけじゃ~ありません。「砧」の小書こがきは「梓之出」というのです。明らかに「砧」には『伊勢物語』の「梓弓が投影されています。ですから題箋の「在原業平」はこれで正しいのです。 

2026年2月12日木曜日

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣19


そのあと戻って来た夫が弔うと、妻の亡霊が現れて、恋慕の執心による死であったため地獄に落ちたけれども、いまだに夫が忘れられないと訴えますしかし読経の功徳で成仏するのですが、激しい恋情をテーマとするお能ですから、先の「清少納言」と組み合わせればピッタリです。

 

ところが在原業平に擬定されてきた『伊勢物語』に、こんな話は見当たりません。ですから題箋は何かの間違いだろうという説もありました。しかし僕は、世阿弥が『伊勢物語』第24段の「梓弓」を想起しながら「砧」を構想したのだと思います。「梓弓」も宮仕えをするために、家を出て行ったまま帰って来ない夫を3年間待った女の話だからです。もっともこの女は、言い寄ってきた別の男と新枕約束をしてしまうのです 

 

オチャケならぬお茶が大好きな方々に絶対おススメの「出光美術館蔵 茶道具名品展」が大倉集古館で開かれています!! 1

  大倉集古館「出光美術館蔵 茶道具名品展」<3月22日まで>   開館当初からその姿をほとんど変えることのなかった 出光美術館 ですが、現在は帝劇ビルの建て替えにともない、しばらくの間休館いたしております。 この期間、より多くの方々に出光コレクションに親しんでいただくため、この...