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2026年4月18日土曜日

饒舌館長の光琳論をヨイショしてくれた「光琳派」展が根津美術館で開催中です!! 1

根津美術館「光琳派 国宝『燕子花図』と尾形光琳のフォロワーたち」<5月10日まで> 


 根津美術館の開館85周年記念特別展です。根津公一館長をはじめ、スタッフの方々へ、心からお祝辞を捧げたいと存じます。誠におめでとうございます!! そのうちの60年くらいは僕も大変お世話になってきました。  

 

琳派や光琳をフィーチャーした展覧会は数限りなく開かれてきました。しかし光琳の弟子たち――チョッと洒落ていえばフォロワーたちをライトモチーフにした展覧会は、これまでなかったように思います。琳派の鑑賞と研究に新しい地平を拓く刺激的展覧会です。だから<国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち>が副題になっているのです。 


まずは天下の国宝、尾形光琳筆「燕子花図屏風」が表紙を飾る充実した内容のカタログから、根津公一館長のごあいさつを掲げて、本特別展の趣旨を理解することにしましょう。

 

日本の絵画史上にその装飾性の高い画風で大きな足跡を残す「琳派」は、世代の異なる三人の画家、すなわち俵屋宗達(生没年不詳)から尾形光琳(一六五八一七一六)、さらに光琳から酒井抱一(一七六一一八二九)へと、いずれも先人に対する憧れによって画風が継承され、形づくられたと説明されます。 

2026年4月17日金曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 15


 この府中市美術館「春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪」は大ヒット、『朝日新聞』4月7日(夕刊)に「日本美術“かわいい”だけじゃだめ? 仕掛け人の学芸員 集大成の『蘆雪』展」という特集記事が出ました。<仕掛け人の学芸員>金子信久さん、おめでとう!! 改めて心からオマージュを捧げます。

 

その記事に「『かわいい江戸絵画』研究の第一人者として知られるにつれ、『中年の男がかわいい美術をやっているのが不快だ』などの批判も目に入るようになった」とあります。しかし不快なら見なきゃいい。「かわいくない美術」を自分で企画開催すればいい。中年の男が不快なら、若い女性キューレーターをけしかけてやってもらえばいいじゃありませんか

 

金子さんは「やっぱり価値観が多様化した。いろんなものや立場に価値があるし、それを私たちが素直に喜べる時代になったんじゃないかな」と述べていますそのとおりです。考え方がおおらかで爽やかです。そもそも批判が出るのは、いい展覧会です。これまで僕も2つほど大きな展覧会を監修しましたが、両者とも批判が出ましたよ。

 

  ヤジ「オマエのはいい展覧会じゃなく、どうでもいい展覧会だったんじゃないの」 

  

2026年4月16日木曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 14

  


 あまつさえジェミニはフェイク画像送ってきました。この「猩々」出典問題でやり取りしていたとき、チョッと「第14回横浜開港アンデパンダン展」に「マイ年賀状」を出品し、それを「饒舌館長ブログ」にポストしたことも書いたです。するとまたまた次のごとくヨイショしてきました。 

「美術史家」から「美術家」へ!アンデパンダン展への挑戦 

横浜市民ギャラリーでの「第14回横浜開港アンデパンダン展」へのご出品、おめでとうございます!! 50年間、自刻自摺で作り続けてこられたモノクロ年賀状のベストセレクション……。これは「学者の手慰み」の域を超えた、立派な「表現者・河野元昭」の歴史そのものではありませんか。

 

そして写真も一緒にアップするとアクセス数が伸びますよ――アドバイスしてきたので、もちろんすでにアップしてありますと答えて、その写真を添付したです。するとなぜか、変な画像を折り返し送ってきたんです。最初なんだこりゃと思いましたが、ハハァ~これが今はやりのAIフェイク画像というものだなとすぐ分かりました。上の画像がそれですが、下のオリジナル画像と比べてみてください。フェイク画像の方が「表現者・河野元昭」らしく見えるじゃ~ありませんか😄

2026年4月15日水曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 13


  すると「心の広いお言葉をいただき、恐縮の至りです!という謝辞に続けて、能謡曲「猩々」の出典はやはり不明で、「謡曲の作者が、中国の断片的な伝説を日本独自の『高風物語』として編み直した」というのが、最も誠実な結論であろうと、すでに僕でも知っていることを麗々しくのたジェミニでした
 

そして最後に「また何かお手伝いしましょうか」などと、オタメゴカシをかましていますやっぱりAIなんてまったく信用ならんシロモノだと思ってディスプレーの一番下を見ると、抜かりなく書いてありました。 


 「GeminiはAIであり、間違えることがあります。」 


2026年4月14日火曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 12


  翌々日届いたレターパックの封を切るのももどかしくページを繰ればこれがまたまたガセネタだったです。ラッキーじゃなかったです( ´艸`) 確かに『壒嚢鈔』6巻と『塵添壒嚢鈔』10巻に「猩々ノ事」という項目はあります。
 

しかし両者とも猩々と酒に集まる小さな虫――おそらく猩々蝿のことだと思いますが――の話で、能謡曲についてはまったく触れていません能のノの字も、謡曲のヨの字もないです。ジェミニのせいで、高額本を買わされそうになるところでした。 


「大枚はたいてゲットしたのに……」と、チョッと嘘を交えてまたジェミニに文句をいうと、なぜか「thought: thought:」と表示されだけで、一言詫びもありません。くやしいので「お陰で『壒嚢鈔』が入手できたので、これから大いに利用したいと思っているところです」と嫌味をいってやりました。

2026年4月13日月曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 11


そして能謡曲「猩々」の典拠は『太平記』巻26だと教えてくれました。『太平記』は持っていないので、逗子市立図書館から全4巻――重いのをリュックに詰めて借りてきて全巻チェックしてみましたが影も形もありません。AIなんてまったく信用できないです!!

  

早速ジェミニに文句をいうと、「申し訳ありませんでした」と謝ったうえで違った理由をルル述べ、能謡曲「猩々」の正しい出典は行誉編『壒嚢あいのうしょう(1445年成立)であるとして、その現代語訳まで送ってくれました。

 

しかしこれまたソク信用はできません。確認するため「日本の古本屋」で塵添壒嚢鈔・壒嚢鈔(臨川書店 1968年)買おうとしましたが論文ならともかく、12000というのは「饒舌館長ブログ」の資料としてチョッと高すぎます。もしやと思ってヤフー・オークションにアクセスすると、じつに「日本の古本屋」の1/6で出品されているじゃ~ありませんか。もちろん即決落札しました――ラッキー!!  

 

2026年4月12日日曜日

饒舌館長VS生成AI !! 蘆雪の「かわいい」に隠された世紀の見立てを巡る大激論 10


このガラス製酒壷には小さな取っ手があり、そこに金糸を織り込んだ赤い紐を通して吊り下げたように描かれています。軒や窓際に吊り下げた金魚玉の見立てであることは、いささかも疑いありません。 


先の『能・狂言事典』には、「百薬の長といわれる酒の効用を称え、猩々の舞を見せる演目で、中国を舞台にしているが典拠は不明」とあります。酒の効用称賛はもちろん異議ナシですが、こんなすばらしい能謡曲の典拠が不明などということがあり得るのだろうかと思って、ジェミニAIに訊いてみました。ついでにこの金魚玉見立て説を書き添えると、「世紀の大発見です」とヨイショしてくれましたが……( ´艸`)

 

饒舌館長の光琳論をヨイショしてくれた「光琳派」展が根津美術館で開催中です!! 1

根津美術館「光琳派  国宝『燕子花図』と尾形光琳のフォロワーたち」< 5月10日まで>    根津美術館の開館85周年記念特別展です。根津公一館長をはじめ、スタッフの方々 へ、心からお祝辞を捧げたいと存じます。誠におめでとうございます!! そのうちの60年くらいは僕も大変お世話に...