まず最初は、すでにアップした「十一月四日風雨大作」ですが、「渓柴」の意を活かしてちょっとバージョンアップしましたので……。
陸游「十一月四日風雨大作」<『剣南詩稿』巻26>
風は川水 巻き上げて 雨がこの村 昏[くら]くする
周りの山は山鳴りし 湖[うみ]の波涛が吠えまくる
粗末な毛氈 谷川で 集めた柴 焚きゃあったかい
ネコとオイラの二人きり じっとしている家の中
目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり 目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど 地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで 山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう 舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...
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