マイベストテンのなかに、「聴松軒図」と「万里橋図」、そして賢江祥啓筆「巣雪軒図」という詩画軸の名品3点をあげました。それぞれに加えられた詩賛のうちから、主要な一首に戯訳をほどこして配布資料を作りましたので、それを改めて紹介しておくことにしましょう。
「聴松軒図」相国寺・竺雲等連七言詩+戯訳
登々履嶮路縈山 険しい道を登り行きゃ 山をめぐってまだ続く
架屋青渓翠壁間 青き渓流 苔の岩 茅屋建てて住む君が……
靖退由来真小節 しかし隠遁なるものは 下らぬ生き方 過し方
松声雖好莫耽閑 松風の音すぐるとも 閑居に耽っちゃなりませぬ
0 件のコメント:
コメントを投稿