過日、静嘉堂文庫美術館で開催し、好評裡に終了した「書物にみる海外交流の歴史」展においては、諸橋轍次記念館から、DVD「行不由徑」「諸橋轍次博士と『大漢和辞典』」「郷思 諸橋轍次博士と故郷」をお借りし、期間中、地下講堂において映写させていただきました。多くの方々からとても勉強になったというお声を頂戴し、ディレクターとしてもこんなうれしいことはありませんでした。
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出光美術館(門司)「琳派の系譜」10
「月もろともに出潮の……」とある のが 興味深いですね。蓋のチョッと光を帯びたような茶色の地は、月夜のあえかな光と 溶け合っている ように感じられ る からです 。少なくとも、青天白日 というか 、まぶしいような陽光を想像する人はいない と思います 。 身の内側に描かれ...

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