こうして天下に冠たる彌之助美術コレクションが出来上がったわけだが、これを継いだ小彌太がさらに充実させた。英国・ケンブリッジ大学に留学した小彌太は、高い西欧の教養を身につけて帰国した。
しかし大正五年(一九一六)、当時を代表する学者に委嘱して父彌之助コレクションの調査を開始、やがてこれまた父の遺産である静嘉堂文庫の経営保存公開に積極的に乗り出した。かくして英国紳士であったともいうべき小彌太が、東洋古典文化の深遠なる思想に興味を覚えるようになったという。
池袋東武百貨店 6 階美術画廊「今様江戸琳派 雨華庵 伊藤哲 日本画展」 <10 月 8 日まで> 伊藤哲 いとうさとし さんの標記個展が始まりました。伊藤さんは 1962 年千葉に生まれ、東京藝術大学の油画科と版画専攻を卒修了しました。電通でアートディレクターをつとめた...
本日訪問しました。念願の俵屋宗達の源氏物語が見られて至福の時でした。河野先生に何十年も前に美術史を教えて頂きました。イヤホンガイドで変わらぬ先生の声をお聞きできて嬉しかったです。後期もまた伺います。
返信削除