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2019年5月30日木曜日

『噓をつく器 死の曜変天目』1


一色さゆり『嘘をつく器 死の曜変天目』(宝島社 2017)

 人間国宝候補とされ、曜変天目を完璧によみがえらせた京都鞍馬の陶芸家・西村世外が何者かによって殺害され、続いて第二の殺人が起こります。不思議なことに、世外はその曜変天目について秘し、口外もかたく禁じていました。世外のもとで修業していた早瀬町子と、彼女が卒業した美大の先輩で、ある個性派俳優にちょっと似ているというイケメン保存科学の専門家・馬酔木泉が、この事件をみごとに解き明かしていきます。

こんな推理小説があるとはつゆ知りませんでしたが、このたび岩崎家の方からお借りして、一気に読了したことでした。第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した一色さゆりさんが、その『神の値段』に続いて発表したアートミステリーとのこと、さすが!!と思わせる上々の出来栄えです。

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