2018年12月16日日曜日

イセ・ベトナム・シンポジウム「現代アートと伝統」10


今回は23日のグループ旅行ですから、そのチャンスはほとんどありませんでしたが、ディナーやレセプションが終わったあと、一人で街中に繰り出してみました。そこで人々はもう勝手にデノミをやっていることが分かったんです。

その辺りにいわゆる屋台はありませんでした。ベトナム料理研究家・伊藤忍さんの『ベトナムめし楽食大図鑑』(情報センター出版局 2006年)によると、北部ではゴザを敷いただけの簡易飲み屋があるそうですが、これも見つかりませんでした。

しかし大衆食堂や飲み屋が軒を連ねています。そのうちで、最もにぎわっている店に入ってみました。入ったといっても客席はすべて店の外で、日本でいえば、銭湯の洗い椅子をもうちょっと腰掛風にしたものと、長テーブルが置いてあるだけです。これまた伊藤さんによると、ビアホイ屋というもののようです。ビアホイとはベトナム式生ビールで、基本的に常温だそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...