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2026年10月18日日曜日

出光美術館<門司>「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」10

  


 30年ほど前、新しく世に出た伊藤若冲の「鶴図双幅」に感を深くし、『國華』1225
号に紹介しました。そのとき若冲に大きな影響を与えた大典の思想についてチョッと考えた結果、つぎのように書いたんです。

大典の思想のうちには、穏健をもってよしとする傾向がうかがわれるからである。それを象徴的に示すのは、師宇野明霞の編み出した漢文訓読法に対する態度である。徳田武氏によれば、明霞の方法は伝統的訓読法を否定し、助字や虚字の正確な意味からまったく新しい訓読を提唱した革新的なものであった。明霞はこれを縁訳と呼んだらしい。


大典はこの縁訳の意義を一応認め つつも、漢文訓読の目的はその内容を把握することにあるのだから、必ずしも訓読法を改める必要はないと主張する。 



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出光美術館<門司>「水墨画の巨匠たち 雪舟から鉄斎まで」10

     30年ほど前、新しく世に出た伊藤若冲の「鶴図双幅」に感を深くし、『國華』1225 号に紹介しました。そのとき若冲に大きな 影響を与えた 大典の思想についてチョッと考えた結果、つぎのように書いたんです 。 大典の思想のうちには、穏健をもってよしとする傾向がうかがわれるから...