もう一首、同じく揖斐高『江戸漢詩の情景』から菅茶山「猫」の戯訳をルリちゃんに捧げましょう。菅茶山――もちろん尊敬して止まない、いや、大好きな江戸漢詩人です。南郭も茶山も猫を心底愛していましたが、何よりネズミを捕ってくれることに感謝していたようです。ネズミは命より大切な本をかじったり、オシッコを引っかけたりするからです。梅尭臣以下、猫を愛し称え、その死を悲しんだ中国の文人もみんなそうだったと思います。
眼光 鋭く 暗い部屋
毛色 輝く 日の窓辺
用心深きは利口ゆえ
媚態も示すが恥ずかしげ
ネズミ捕らえる身の速さ!!
我によく馴れ性 穏和
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