2025年12月6日土曜日

鏑木清方記念美術館「築地明石町」1


鎌倉市立鏑木清方記念美術館「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」

 

 11月30日で終わってしまいましたがやはり清方の「築地明石町」はいい絵だなぁと感を深くしました。2019年冬、竹橋の国立近代美術館で44年ぶりにこの「幻の名画」が公開され、話題を集めたときも拝見して、心を洗われるような気持ちになりました。

 

今回改めて、第8回帝展において帝国美術院賞を受賞したという「築地明石町」の前に立ち、日本絵画として最高のクオリティをそなえた作品の一つだと感じ入りました。日本人にそなわる美意識の一つを象徴する絵画だと思いました。日本絵画史上に遺り続ける傑作であることを確信しました。

 

もっとも今回は、7月にアップした最後の浮世絵師・鰭崎英朋ひれざきえいほう――太田記念美術館の特別展で見たその作品と生き方が頭に浮かんできて、どうしても英朋のことを考えないではいられませんでした。  

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 15

  モラエスは「以上諸点の総括」の章でも、 「改革の大演劇」によって「美という美がすべて荒廃しつつある」ことを慨嘆しています。 荒廃 のなかに残るわずかな美を探し求めた、サウダーデの旅の結晶が 『日本精神』 をはじめとするモラエスの著作 だったように感じられます。   旅の画家と...