2025年9月3日水曜日

東京国立博物館「江戸☆大奥」5

幕末には浮世絵師としての活動を開始していますが、幕府vs官軍の戦いに幕府方として身を投じ一時中断、明治10年ごろふたたび絵師の生活に戻りました。この時代の報道画をはじめとして、さまざまなテーマに縦横の腕を揮いましたが、その代表作とたたえられるのが「千代田の大奥」にほかなりません。

江戸時代には描くことができなかった江戸城(千代田城)大奥における女性たちの生活や風俗、あるいは月次の行事や遊びを、江戸の浮世絵とは異なる、いかにも近代らしいリアリズムで描写、洛陽の紙価を高めたのでした。5枚続きを含む全39点からなる大シリーズで、のちに将軍や旗本の1年を描いた「千代田の御表」とペアーをなしています。「千代田の大奥」全場面一挙公開!――というのも、本展のメダマです。


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