石川県立美術館「加賀につづいた琳派 宗雪・相説――宗達と光琳のあいだに――」<5月25日まで>
石川県立美術館では、令和7年度春季企画展として「加賀につづいた琳派
宗雪・相説――宗達と光琳のあいだに――」を開催いたします。琳派は、絵画や工芸などの分野にまたがるひとつの流れで、その華やかな装飾性と洗練されたデザインから高い人気を誇り、現代の美術へも影響を与えていることで知られています。
その祖は俵屋宗達ですが、宗達の弟子である俵屋宗雪と、その後を継いだ喜多川相説というふたりの
「そうせつ」が、江戸時代の金沢で活躍したことはあまり知られていません。金沢を中心に「たはらやの草花図」という、屏風全体に草花を散らした作品が伝わり、それらに宗達も使用した「伊年」印が捺されるのはその証といえます。
本展では、宗雪と相説の作品、および「伊年印の草花図」の優品を数多く紹介するとともに、同じく京都 から金沢へ派生した五十嵐蒔絵をあわせた四十点を展示いたします。
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