嵯峨天皇「江頭の春暁」
山崎離宮は塵の世の 煩わしさから隔絶す
枕そばだて聞いている 古き関所の鶏とりの声
夜が寝間着ねまきを湿しめらせて 知りたり山に近きこと
旅寝を覚ます瀧の音ねに 渓たにに近きを悟りたり
早くも月は西方へ 流れに乗って傾きぬ
山の中では飢えた猿 暗い夜明けに鳴いている
季節も物の雰囲気も まだ春めいてはいないけど
汀みぎわの砂州さすの草だけは 茂ってやろうと構えてる
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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