2024年1月6日土曜日

2024謹賀新年6

 

富士川英郎先生の『江戸後期の詩人たち』(筑摩叢書)に採られる「春遊」も賛酒詩、とくに後期高齢者の心に染み渡ります。お正月にはチョッと早すぎますが……。

  春の遊山ゆさんも年とれば 気の向くままにのんびりと……

  大切なのは酒を持ち 霞のなかで酔うことだ

  陰暦二月は日本晴れ 清明節のころは雨

  あっちこっちと江戸の花 行かない所はありません


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...