土手にいるのは誰たが家の いなせなプレーボーイたち?
枝垂れ柳に映る影 ちらほら三々五々たりき
やがて駿馬に鞭むちを当て 柳絮りゅうじょに紛れどこかへと
行きつ戻りつ見遣みやっては 口惜しい思いの娘たち
武部利男先生にしたがって戯訳を考えましたが、どうも娘たちはプレーボーイたちに振られちゃったみたいですね。彼らはエキゾティックな胡姫こきのいる、ガールズバーの方へ行っちゃったんじゃないかな(笑) だって李白自身が「少年行」で、そのとおり!!と言っているんですから……。
もちろん、中世に入れば山上憶良の歌は忘れ去られ、画家や鑑賞者に意識されることなく、記憶の残滓が脳内のどこかに沈殿しているに過ぎなくなっていたことでしょう。 しかし、憶良の歌のDNAだけは伝えられていたように思われてなりません。例えば 俵屋宗達の傑作「松島図屏風」(フリーア美術館蔵...
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