当然ここで李白「採蓮曲」の戯訳が登場するところですね(笑) 愛読する『中国詩人選集』では「楽府」の部に入っていますから、古い楽府のタイトルをパクって李白が詠んだ擬古楽府のようです。
西施で名高い若耶渓じゃくやけい 蓮の実を採る娘たち
蓮の花越ごしおしゃべりに 余念なく笑いさざめいて……
今朝したお化粧 日を受けて くっきり映る水底に
香る袂たもとは風に舞い ひるがえりたり空中に
この『國華』 1194 号に載る、平田寛先生の國華賞受賞記念講演録「日本仏画の美しさ」にも深く心を動かされます。その感動的な〆の一節を、引用せずにはいられません。 人類の絵画史において、ミケランジェロ絵画の強壮なドラマや宋代水墨山水画のゆるぎない真実を、ひとはすべて偉とす...
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