2023年10月6日金曜日

サントリー美術館「虫めづる日本の人々」23

05.22 江戸で打ちこわしが起こる。

06.19 松平定信、老中となる。

08.04 幕府、3年間の倹約令を出す。

09.15 幕府、上杉治憲(鷹山)の治世を賞する。

10.02 田沼意次の所領を没収する。

江戸の社会に180度の大転換が起こったのです。軟派文化の寵児・大田南畝がいち早くこれに適合し、転身を図ったことはよく知られるところです。浜田義一郎先生は、著書『大田南畝』<人物叢書>の天明7年の条を、「こうして南畝は文芸活動を停止し、狂歌界と絶縁した。後に再び狂歌を作ったけれども、狂歌界には全く関係しなかった」と〆ています。早くもその年の正月には、狂歌会めぐりなどを一切やめているそうです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...