2023年7月12日水曜日

『荻生徂徠全詩』第2巻2

荒井さんが『中国詩人選』に選んだ74首につけたマイ戯訳も早く出来上がっていましたので、これも自己紹介をかねてお送りし、ご笑覧いただきました。折り返し鄭重なるお手紙を頂戴して恐縮しましたが、李賀をとおして、この碩学とお知り合いになれたことが、殊のほかうれしく感じられました。

 以上は3年前、荒井健・田口一郎訳注『荻生徂徠全詩』1<東洋文庫900>をアップしたときのイントロダクションです。このすごい訳注本を荒井健さんから贈呈された饒舌館長は深く心を動かされ、さっそく「饒舌館長ブログ」に紹介させていただき、マイ戯訳を数首添えたのでした。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

皇居三の丸尚蔵館「近世の御所を飾った品々」7

  もっとも慶長 6 年といえば、友松が桂宮家に出入りし始めたころですから、挨拶代わりの自己紹介、ブッチャケていえば売り込み作戦だったかもしれませんが、これは友松のために言わないほうがよかったかな ( 笑 ) 当時智仁親王は弱冠 22 歳、千年の齢を保ちつねに緑を失わないトキ...