2022年11月5日土曜日

繭山龍泉堂「唐三彩」7

 

唐三彩は仏教と密接に関わってい可能性が指摘されており、これは仏教を重んじた武則天によるそ擁立と三彩の流行が、時を同じくしていることからも らかかと思われます。従って、初唐、高宗の治世下で武照(武則天)が皇后となっ 655 教及び唐三彩隆盛の起点とみることが可能ではないでしょうか。本展には、そういった初唐後半のものと推定される作品に加え北朝から隋、そして初唐前半に至るまでの作品も出されております。これにより北斉から盛唐に至る彩及び鉛釉の推移を把握する一助なればと思っております。


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...