明・石濤「友人と夜飲す」
敬亭山の広教寺 かつて会いしを思い出す
君の話は自由無碍 騶衍すうえんみたいな舌をもつ
今は白髪しらがで二人とも 翁おきなになってしまったし
周りを見ても人気ひとけなく 冷たきことは鉄に似る
菊の花咲くくさむらで 手を取り合って大笑い
書画を勝手に観ていると 海も大河も空くうに帰す
灯火とうかの光は闇をつき 白昼みたいに輝いて
酒の香りは真っ直ぐに 兜率とそつの天宮へと届く
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
0 件のコメント:
コメントを投稿