2022年8月23日火曜日

夏休みと賛酒詩10

 

明・石濤「友人と夜飲す」(続)

 何を隠そうこの俺は 摩詰まきつ王維の再来だ

 だから必ず酔ったとき 自然の天真 現われる

 斉帝せいてい選んだ三千人 君こそ中の一人なり

 颯爽としてイケメンで 生気溌剌 好男子

 我が愛用のチビ筆を 取り君を見て大笑し

 たちまち立って舞うように 描き終わると絶叫す

 雄叫びみたいな一声で さらにひろがる天空ぞ!!

 ゆえに輝く満月も 小さく見えます中空なかぞら


0 件のコメント:

コメントを投稿

皇居三の丸尚蔵館「近世の御所を飾った品々」2

   この新館開館記念展の第 3 期に当たるのが、 3 月 12 日から始まった「近世の御所を飾った品々」です。カタログに載る「ごあいさつ」の一部を、最初に掲げたというわけです。去年から新生「皇居三の丸尚蔵館」をお訪ねしようと思いながら、ついに今日まできてしまいました。 実を...