唐・白楽天「卯時の酒」
仏がほめる醍醐ヨーグルト 仙人たたえる夜の露
だが卯酒ぼうしゅにはかなうまい 効き目は倍で速く効く
まず手のひらに一杯目 三口で飲み干しゃ胃の腑へと
春暖 腸を貫いて 背中に太陽 差すようだ
五体くつろぐだけじゃなく 士気も盛んに高まって
即座に忘我の境となり 終日 仕事も忘れちゃう
かのユートピアに遊ぶよう 原始の世界へ戻るよう
我が天性は満たされて 俗世の思慮など砕け散る
この座屏を最初に『日本美術絵画全集 9 狩野永徳 / 光信』(集英社 1978 年)で紹介された土居次義先生は、一方を「呂洞賓・鍾離権図」とし、もう一方はとくに言及されませんでした。その後、不詳の方は「黄石谷・張良図」である可能性が高いとされ、これが通説になってきました。...
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