2022年8月16日火曜日

夏休みと賛酒詩3

 

唐・白楽天「卯時の酒」

 仏がほめる醍醐ヨーグルト 仙人たたえる夜の露

 だが卯酒ぼうしゅにはかなうまい 効き目は倍で速く効く

 まず手のひらに一杯目 三口で飲み干しゃ胃の腑へと

 春暖 腸を貫いて 背中に太陽 差すようだ

 五体くつろぐだけじゃなく 士気も盛んに高まって

 即座に忘我の境となり 終日 仕事も忘れちゃう

 かのユートピアに遊ぶよう 原始の世界へ戻るよう

 我が天性は満たされて 俗世の思慮など砕け散る


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...