2021年5月27日木曜日

辻惟雄『日本美術の歴史』と沢村忠10


 この間、小川敦生さんの著書『美術の経済』を紹介しましたが、10年ほど前、日本経済新聞の美術記者であった小川さんから、「交遊抄」というコラムに誰かを取りあげて書いてほしい、字数は500字くらいでというオファーをもらったことがあります。

 そこでさっそく辻惟雄さんにご登場いただくことにして、書き出したら約束の字数を大幅に越えてしまいました。なかなかうまく圧縮できないので、それをそのまま小川さんに渡して、適当につまんで使ってくださいとお願いしました。小川さんがみごとにまとめ「辻ディジーズ」と題した記事は、2011108日の日本経済新聞に載りましたが、ここではモトゲンの方を紹介することにしましょう。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」4

  「斗酒なお辞さぬ益荒男のような力強さ」もそのはず、もともと酒器であったらしく、かの酒仙詩人・李白の字 あざな ・太白を借りて「太白尊」とも呼ばれました。「尊」とは「樽」と同じ意味で、お酒を入れる容器のことです。李白尊者という意味じゃ~ありません。 このような器形を吐魯瓶 ...