千辛復万苦 せんしん またばんく
今朝手親梳 こんちょう てみずからくしけずる
嚥婉同床裡 えんえんす どうしょうのうち
雲鬢故乱紆 うんかん ことさらにらんうす
もちろん饒舌館長は、この翻訳漢詩にさらに戯訳をつけて楽しんできました。先日アップしたように、いまNHKラジオ第2・カルチャーラジオ「葛飾北斎再発見」という番組に出ていますが、その第4回は「宗理型美人と狂歌絵本」でした。
乾山も兄に劣らず能謡曲を嗜好していたわけですから、それをみずからの作品に取り入れることは「当たり前田のクラッカー」だったんです。しかし「銹絵染付金銀白彩松波文蓋物」の場合は、能謡曲の記憶や思い出がかすかに揺曳しているような作品と言った方が正しいでしょう。 それは「高砂」の...
0 件のコメント:
コメントを投稿