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2020年5月19日火曜日

シャンフルーリ『猫』5



その第16章は「猫の画家たち」となっていて、ここに浮世絵が登場するからです。しかも第16章はきわめて重要な章で、浮世絵の本質を端的に指摘しているからです。これまたその一部を引用しておきましょう。

エジプト人に続いて、日本人を挙げねばならない。近年ヨーロッパにもたらされた画集が示すとおり、日本人は女性や幻想を描く画家であり、とりわけ猫を描いている。

猫の優美さに心奪われる芸術家は、女性の優美さにも同じく心奪われるもので、放埓奇矯を好むことが猫や女性の理解につながるというのは注目すべきことである。しかし、それらを性格づけている機微を書こうとしたら、どれほどのしなやかさを筆先に込めねばならだいだろう。女性、気侭、猫! この鼎立を束ねる不思議な結びつきを、どうやったら明確に辿れるだろう?(略)


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カエルも骸骨も踊り出す サントリー美術館・暁斎ワールドの迷宮へようこそ❣❣❣5

続けて 「寿石は寿を寓す。菊は居と同音異声にして、尚且つ吉祥の花。猫は耄と同音異声。蝶は耋と同音異声。耄耋は礼記に七十をば耄、八十をば耋、百をば期頤といふ。とありて長寿なり。決して耄碌に非ず」という愉快な解説が加えられています。 つまり菊と居の中国語発音は「ジュ」で同じなのです。...