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2020年5月20日水曜日

シャンフルーリ『猫』6



こうした類稀な能力を日本人は最も高度に有している。彼らは空想的な典雅で女性の姿を包み込む。数多くの徒心が作品に散りばめられている。とりわけ猫を気に掛け一挙手一投足を窺い、画家(ゴットフリート)ミントよりもなお繊細に描くのだ。(略)

猫は諺と同じく諷刺画においても大きな役割を果たしている。しかしその場合、猫は異形のものとして登場し、版画家が猫の姿を丹念に描くことはなかった。

そうした不毛な一本槍の例外として、奇妙で面白い日本の作品ふたつを載せておく。

猫の頭が猫の集まりで描かれ、両目は鈴になっているという絵が、今なお不思議な思いつきをする日本人独特の創作である〔歌川芳藤『五拾三次之内猫之怪』〕。

ふたつ目の絵は、鮮やかで素朴な日本の色彩を見るに、化粧している女性が、彼女に執心している男に見咎められていると思しき場面であるのが分かるだろう〔歌川国芳『流行猫の戯 おしゆん伝兵衛 身の臭婬色時』〕。

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カエルも骸骨も踊り出す サントリー美術館・暁斎ワールドの迷宮へようこそ❣❣❣5

続けて 「寿石は寿を寓す。菊は居と同音異声にして、尚且つ吉祥の花。猫は耄と同音異声。蝶は耋と同音異声。耄耋は礼記に七十をば耄、八十をば耋、百をば期頤といふ。とありて長寿なり。決して耄碌に非ず」という愉快な解説が加えられています。 つまり菊と居の中国語発音は「ジュ」で同じなのです。...