2020年3月25日水曜日

荒井健・田口一郎『荻生徂徠全詩』3



その田口さんの「はじめに――荻生徂徠詩案内」がまたすばらしい。中村真一郎と石川淳の対談「江戸時代の漢詩について」の引用から始められるのですから、「もうマイッタ」という感じです‼

とくに僕にとって、中村真一郎先生は『<水墨画の巨匠14>竹田』(講談社 1995)で一緒にお仕事をさせていただいた文学者です。また石川淳は、再読するたびにこれまた「もうマイッタ」とカブトを脱がざるをえない『文学大概』の著者です。というわけで、ご両者は僕が勝手に親しく感じ、また仰ぎ見る知の巨人です。

『荻生徂徠全詩』を読み進めれば、やがて「擬古楽府十四首」の「春江花月夜」に逢着、いまの季節にピッタリの楽府に倣った擬古五言詩です。いつものごとくマイ戯訳で紹介することにしましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣8

   前野直彬先生注解の『唐詩選』<岩波文庫>によると、「長楽少年行」の解釈は3つ も あるそうです。 しかし僕はいずれの解釈も腑に落ちず、先にアップしたような戯訳を作った 次第です 。   イナセな唐の若者が、日本でいえば吉原にあたる章台で馴染みの遊女と戯れましたが、乗ってきた...