2020年3月24日火曜日

荒井健・田口一郎『荻生徂徠全詩』2


折り返し鄭重なるお手紙を頂戴して恐縮しましたが、李賀をとおして、この碩学とお知り合いになれたことが、殊のほかうれしく感じられました。

先日、荒井さんは田口一郎さんと一緒に出版された『荻生徂徠全詩』1をお贈りくださいました。446ページ、これから出る全4巻で完結というのですから、ものすごいエネルギーの要るお仕事です。

ページを開けば、『徂徠集』巻1の「風雅一首」から始まり、原詩、読み下し、語注、現代語訳とそろって、詳細を極めています。巻末には、「主要人名一覧」と「頻出語彙」のページが加えられています。荒井さんは僕より14歳年長、どこにこのような集中力が隠されているのでしょうか。田口さんとの共著とはいえ……。

0 件のコメント:

コメントを投稿

サントリー美術館「NEGORO」18

   「福富草子」の主人公は高向秀武 たかむこのひでたけ 、下級 に近い 仕丁 してい のように思われます。 貧乏暮らしにほとほと愛想が尽きた秀武は、女房の勧めで御幣 ごへい と奉納 品を調えると、 ある神社に参詣して一心に願をかける のです が、 秀武に従う男の子が振り分けに担...