2018年11月5日月曜日

京都国立博物館「京の刀」1


京都国立美術館「京[みやこ]の刀 匠のわざと雅のこころ」<1125日まで>(111日)

「古典の日フォーラム2018」の111日、午前中はフリーだったので、話題の京都国立美術館・京の刀展へ出かけました。到着したのは開館時間をちょっと過ぎたころでしたが、まず表門で行列、平成知新館入り口で行列、中に入って行列、エレベーターのところで行列――うわさに違わぬ人気です。展覧会の趣旨を、招待状から引用しておきましょう。

王城の地・京都では、平安時代から現在にいたるまで、多くの刀工が工房を構え、あまたの名刀を生み出してきました。これら京都で制作された刀剣は、常に日本刀最上位の格式を誇り、公家、武家を問わず珍重され、とりわけ江戸時代以降は武家の表道具として、大名間の贈答品の代表として取り扱われました。本店では、現存する京都=山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品17件と、著名刀工の代表作を中心に展示し、平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、刀剣文化に与えた影響を探ります。


0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』8

  渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...