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2025年7月13日日曜日

太田記念美術館「鰭崎英朋」13

 

ところで英朋の真なる画力を見抜き、ともに烏合会で切磋琢磨した清方は、繊細でやさしく、雅号が示すように清らかな方でした。『こしかたの記』を読めばよく分かります。

だからこそ清方は、「世人に認められる機の乏しかったのが私には惜しくてならない」と感じたのでしょう。けっして上から目線ではありません。しかし英朋自身がそう感じていたかどうかは、誰にも分かりません。葛藤がまったくなかったとはいえないかもしれませんが、みずからの境地を心から楽しみつつ日々を生きていたのではないでしょうか。

それは会場を巡りながら、僕が心に強く感じた印象でした。とくに挿絵美人250図を小唄とともに集めた画集『うた姿』(1916年)によく現われているように思われました。冒頭の口絵には泉鏡花が「闇には迷ひ月みては……結ぼれとけぬ柳髪」という小唄を書き寄せていますが、これまた絶品です!! 今回はとくにガラスに顔をくっつけるようにしながら――くっつけ過ぎて係の女性からチョッと注意されてしまいましたが(´艸`)、僕はそんな風に思ったのでした。

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 6

  荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」  花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に  浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春  映したり  風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ  一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら