100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2025年7月8日火曜日

太田記念美術館「鰭崎英朋」8

 「姉(実際は叔母ですが、竪川昇は年が近いので姉と呼んでいます)の運命、死ではない。裾が浪間に流れながら、乳房のあたり浮いて出た。浮き上がったばかりか、其のどしゃ降りの雨に打たれても、沈みはせんで、手足の動くも見えんぢゃが、凡そ水練の達者が行っても、それだけには行くまいと思ふほど、墨のやうな湖の上へ、姉の姿唯一ッ。衣服の色も美しく、楽に、ゆらゆらと岸へ着いた。……」

 「屈強な野郎の腕よ。するとな、仰向あおむけになった姉の姿が、くるりと俯向うつむけ。帯も髪も、ずるずると下がったが、こりゃ宙に抱かれて居たんで。むッくりと水から出た、素裸すっぱだかの半身を、蘆の中に顕あらわいたは、助けに行った船頭ではない、色の白い勇侠いさみな奴だ。……」

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 5

  荻生徂徠「又 た 感懐の韻に次す(3)  」  豪華な宴席 照り映える 花に風さえ寒からず  才華あふれる詩や歌が 公 きみ の歓びたたえたり  今宵 梁園 思わせる この名園で雪見酒  かの応瑒 おうとう や徐幹 じょかん さえ 居るがごとくに盛り上がる  *弟子の服部南郭...